夏の暑さ対策として近年注目を集めている空調服。作業現場や屋外作業だけでなく、様々なシーンで活用されるようになってきました。空調服とは、服の中に小型ファンを搭載し、外気を取り込んで体を冷やす仕組みの作業着です。今回は、初めて空調服を検討している方に向けて、基本的な選び方をご紹介します。
まず空調服を選ぶ際に確認したいのが「風量調節機能」です。多くの製品で、4段階の風量調節ができるものが多いです。3段階のものもありますが、最新のモデルではより細かく調整できる4段階が主流になりつつあります。製品によっては、スマホアプリと連携して風量調節ができるものもあります。
次に「バッテリー持続時間」も重要なポイントです。バッテリーの持続時間は、風量設定によって大きく異なります。
一般的には、中程度の風量(例えば12Vや9V)で使用した場合で、7〜8時間以上のものが多く、1日を通して使用できるモデルが一般的です。強風量設定(最大出力)にすると持続時間は短くなり、弱風量設定にすると20時間以上持つものもあります。予備バッテリーを用意することをおすすめします。
素材も選ぶべき重要な要素です。空調服の主な素材はポリエステルが一般的です。軽量で速乾性があり、風を通しやすい特徴があります。
防水・撥水機能については、撥水機能を持つ製品は多くあります。 軽い雨や水滴を弾くことができるため、アウトドアや水を使用する作業などにも適しています。
「デュスポ」や「リップストップ」といった素材は、撥水性や耐久性に優れています。
完全な防水機能を持つ空調服も一部存在しますが、その場合は「透湿防水」といった、水を通さず湿気は逃がす機能を持った特殊な素材が使用されます。防水機能付きのものは、通常の空調服よりもグレードが高くなります。
デザイン面では、ベスト型とブルゾン型の2種類が主流です。ベスト型は軽量で動きやすく、室内作業や軽作業に向いています。一方、ブルゾン型は腕まで覆うため、日焼け対策や、カジュアルなデザインのものもあり、アウトドアや普段使いでも着用できる製品が増えています。フード付きのタイプも人気があります。
最後に、アバンセユニにご依頼の場合はサイズ表をしっかり確認しましょう。
適切な空調服を選べば、夏の暑さを大幅に軽減でき、熱中症予防にも効果的です。快適な夏を過ごすためのアイテムとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。